top of page
teacchokayama

2022年度 TEACCHプログラム研究会 岡山支部 

令和4年10月22日(土)に、第4回目の連続講座が開催されました。

構造化して教えること ④行動面への介入

行動上の問題を理解するために、その行動の背景に何があるのかを考えること。

その行動をとった要因は何なのか?

自閉症の方々が自立をしていくために必要な構造化!

その前に、自閉症の行動特性の理解、個別支援計画が自立するための目標になっているのか?構造化したから自立できるわけではく、自立していくためにその構造化が必要であること!

行動の前後に何があるのかをデータ収集した上で、期待を明確にして支援を行うこと。

誰でも行動って何気なくとっているわけではないですよね。結果的に行動をとることには、誰にだって理由はあるはずです。普段から意識をもって行動すればデータも集まるはずです!今回も、実り多き講座となりました。


❖参加された方のご意見、ご感想です。

・今関わっているお子さんへの支援を振り返りながら聞くことができました。データ収集の 

 ときに、思い込みで判断してしまっていることがよくあるなと思いました。意味ある支援 

 につながるデータを取るためにも記録の取り方にも気をつけていきたいと思います。

・ASDの学習スタイルをまず、考えての支援を考えることや、ワークシステムの取り入れ方

 もその人の特性、背景なども丁寧に考えていくことなど、改めて勉強になりました。余暇

 の使い方も幼児期から大切なことなので、取り入れていきたいです。

・知的の支援学校小学部の教師(コーディネーター)です。今回の「行動面への介入」のお

 話を聞いて、気になる児童全ての支援を見直す決意をしたところです。「構造化すること

 が目的ではない」「支援の先に目指す姿を具体的に考える」学校の先生方にも伝えていき

 たいと思います。ありがとうございました。

・余暇スキルの重要性を改めて感じました。学齢期の時期から意識的に指導していきたいで

 す。また教育現場では、予防と対処を混同して行っていてそれが子どもの混乱の大きな要

 因になっているのにきづきににくい場合が多いです。これらについては、全校で共通理科

 していきたいです。

・行動面への介入をするときに、どれくらい背景を考えることができるようになるか、がキ

 ーだと感じています。そこには基本的な障害理解が必要で、重松先生が「障害名を知るこ

 とは、その枠組みで支援をするため。何のために親は診断を受けに行っているのか。その

 先に進むためだ」と言われた言葉が心に刺さりました。これからも、当事者理解、その人

 ファーストを忘れないように、学んでいきたいです。

・支援している中で、あ!そうだったっ!!と振り返り反省したり、そうか!!とひらめい

 たり、学んでも学んでも、解らず、間違えてしまったり、辛い思いをさせてしまっていな

 いか、不安にさせていないか、ベストの対応ができていないことへの葛藤もありました

 が、今日の最後は、問題に対処しているときには、何かを教えることは出来ない。又、問

 題行動だけに対応だけしても、自閉症の方の苦しさや、困難さは、軽減しない(できるこ

 となら、職場で紙に貼っておきたい衝動に駆られました)。また来年度は、どんなお話が

 聞けるのか、楽しみにしております。いつも素敵なお話を、ありがとうございました。

・structured teacchingの概要を提示していただいたので、今どこの勉強をしているのかがわ

 かり、四回とも見通しを持って学習することができました。問題提起の行動を阻止制止す

 るのでなく、代替の物を用意したうえで支援をしていく。基本的な視点は診断名・特性、

 学習スタイルを理解した上にアセスメントがある。自由時間に余暇を取り入れる事で、時

 間を過ごすことができる。余暇支援が大切であるという意味が解りました。色々な事でな

 く、具体的に困り感を提示し曖昧な目標は作らない。一つ一つ分けることで行動の変化が

 見えてくる。重松先生の教えは、例えば・・・と例が多々あり本当に理解しやすいです。

 次から次へと例えばが出るという事は、それだけ沢山の方との触れ合いがあるからこそだ

 と証明できます。現場に一倍近い位置にいらっしゃる重松先生の言葉一つ一つに説得力が

 あります。それなのに、私は右から左へと抜け落ちていきます。これからもオンラインが

 続きますように。

・①から④まで受講しました。今回の講座で初回からのお話しがつながりとても充実した時

 間でした。また、これもコミュニケーションの問題だったのか!と、知ることができまし

 た。職場での改善や自分の考え方の修正、これからも大切にしていけば良いところを確認

 していく作業ができました。特に、具体的な事例を交えてお話してくださることはイメー

 ジが持ちやすかったです。ありがとうございました。


みなさん、いつも貴重なご意見、ご感想ありがとうございます。


次回は、TEACCHプログラム研究会 岡山支部 実践報告会

11月26日(土) 18:30~20:30


今年度最後の講座となります。

みなさまのご参加をお待ちしております!

閲覧数:79回0件のコメント

最新記事

すべて表示

TEACCHプログラム研究会 岡山支部

11月9日(土)人への注目を育てる支援というテーマで、講義&実践報告が開催されました。小田桐先生の講義では、早期に取り組むこととして、「人への注目を育てること」はとっても重要であるということ。人へ注目することで、「人と共に活動する」、「人から学ぶ」ことで、人との関りを楽しむ...

TEACCHプログラム研究会 岡山支部

10月19日(土)自己理解に向けての取り組みというテーマで、講義&実践報告が開催されました。 重松先生の講義では、「よりよい支援から始める自己理解」というテーマで、脳機能の発達の違うことで、本人の発達、成長には2つの必要な要素があり、「本人が頑張る部分」、「周囲の理解が必要...

Comentarios


bottom of page