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2023年度 第1回 基礎講座 学習スタイル アンケート結果

6月10日(土)に、今年度、第1回目の研修会が開催されました。

テーマは、基礎講座で自閉症の学習スタイルでした。

今回、ご参加された方のご意見ご感想をです!


・大変多くの学びを得ることができました。開催していただきありがとうございました。普段、お子様の姿を評価する際に、学習スタイルという視点で捉える経験が少なかったため、講義を聴かせていただきながら頭を整理することが難しかったです。ですが、当事者の方のお言葉等を交えながら説明してくださったため、内容は大変分かりやすく理解できたように感じます。見逃し配信も確認しながらしっかり復習し、今日の学びを明日からの支援に生かしていきたいです。ありがとうございました。


・私の聴く力がないからでしょうが本当に学び続けることの大切さを思い知らされました。同じテーマでもより深く,具体的にが大切だと思い、いつも失礼ですがグレードアップしているというかすごいなと思います。諏訪先生には自閉症啓発ティにお会いしてお話したのですが、今期川崎卒業生の方が来られ川崎のポロシャツを着ている話をして、女性の講師の方がおられ一番わかりやすくて好きだと話したら小田桐先生ですかとの返答があり、すごくうれしかったです。彼は、周囲の期待の姿と自分のなりたい姿と現実の姿との違いにまだまだ迷うでしょうが、彼のキャラクター良さは共通認識としてよく、私と少しですが、関わるときは自分の学習スタイルを示してくれます。説明よりいっしょに一回やってくさい。あとは自分でやります。彼は私の感覚では礼儀正しく、いつも通常の挨拶はあまり意識していないと思いますが、自分が助けてもらったなどの時などは異常に丁寧にお礼をいってくれます。以前の話をしたいですが、それはさておき、今期は若い新人の障害者対応の経験のない上司が来ているので、伝えるのにほんとに参考になりました。ありがとうございました。いろいろ教えていたことを実行しています。またお目にかかれる日を楽しみにしています。


・ASDの学習スタイルを理解することで、ASDの方の支援に携われると思う。自分たちとの違いを認めず、自身の価値観で強制的に枠にはめ込もうとするのではなく、いかにASDの方の強みを生かし、その人の人生が豊かになる手助けをすることが求められると再認識した。


・ASDの特性の中でも実行機能の評価が難しいと感じていました。今日のお話で開始の難しさや終わりにくさも実行機能とわかり、特性シートにそのことを記入していきたいと思います。情報をキャッチしてから処理、行動しつつ目標を達成し終了するまでの工程に、課題となることが多いことでしょう。それを一つずつ確認して支援していくこと、そして本人が活用できるように関わっていきたいと改めて思いました。私たち支援者だけでなく、親御さんにも活用できるようになれば、親御さんが涙することがなかったのではないか。今の支援を反省する機会を頂きました。ありがとうございました。


・基礎研修を毎回受けることの大切さを今年も感じています。学習スタイルを考える時に、問題行動を改善する為に考えるとなってしまうことがありますが小田桐先生の「行動として一生懸命表現してくれている」という言葉が印象に残りました。”本人が”困っていれば環境や対応を調整し、上手くいっていれば他の場面に使える強みとして取り入れる。問題行動として捉えてしまったときに周囲の人が困っているかがきっかけになっていることが多いのではないか思いますが”本人が困っている”ということに支援者が視点や意識の基点を当てられているかがとても大切なことだと感じました。

緊急度的に①本人も周りも困っている。②本人は困っているが、周りは気付いていない。③本人は気付いていないが、周りは困っている。④本人も周りも困っていない。(なんとなく回っているがずれているかもしれない)⑤本人も周りも上手くいっている。(調整されている)

緊急度高いと思われる①も介入の仕方にどうしたら良いのかわからないと悩むことも多いですが④も潜在的に実は危機的状況のことがあるかもしれないのでは?と感じました。学習スタイルと環境が上手くかみあう世の中が広がっていくようになればと思います。

私事ですが手話通訳に関わり、学んできて、学習法の中に「表現に困ったら絵を描いてみよう」というものがありました。視覚的な動きを提示する言語、文法体系だからこそ「映像化できないものは伝わりにくい」という話はすごくつながりました。そして、これまで出会ってきた「ろう」の方々は視野も広く、周囲の感情の機微に敏感な方が多かったです。それは視覚的で明確な言語で生きているから感情の表現と相手の感情理解も認識しやすい文化なのだろうと感じていました。(そして、演技も上手い)そんな中、認識や感情、理解のズレ、違和感を感じる方もおられました。しかし、そのコミュニティでやれているのは、伝わらなかったら、何度でも聞き直して伝わるまでやるのが当然な文化(暗黙的なところもあるにはあるが、わかりやすくダイレクトに伝え合うのが礼儀なところがある)なので、もし聴覚障害のASDの方がおられても表情や身振りから感情を推測するのが困難な特性があったとして自然と「こういうものか」を獲得しやすい環境なのかもしれないなと感じました。


今回も沢山のご感想ありがとうござました!

皆さまの感想からも、自閉症の学習スタイルの大切さ、自閉症の方の理解について熱い思いを感じます。


来月は、PEPについての講座があります。

ぜひ、こちらも楽しみにしていて下さい。

皆さまのご参加お待ちしております!


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