10月19日(土)自己理解に向けての取り組みというテーマで、講義&実践報告が開催されました。
重松先生の講義では、「よりよい支援から始める自己理解」というテーマで、脳機能の発達の違うことで、本人の発達、成長には2つの必要な要素があり、「本人が頑張る部分」、「周囲の理解が必要であること」など学びの多いお話をして頂きました。本人の自己理解を支援していく上で押さえておくポイントなども多々あり、とても面白い内容でしたよ!
自分たちも自己理解の支援をしていく上で、どっから始めたらいいの?どのように取り組んだらいいの?わからないことも多かったですが、実践報告では、できるところから本人と話していくことや本人が理解できていることから取り組んでいくこと、とっても参考になりましたね!事業所でも取り組めそうなこともあったと思います。ぜひ、皆さんも実践をしてみてください!
2024年10月19日(土)
「自己理解に向けて」講義&実践報告のアンケート結果
❖本日の講義の感想等を教えてください!
・「よい支援と出会うことが自己理解につながる」が今日の学びです。リスペクトしている同僚の先生と、その担任している子どもの姿を思い浮かべると、本当にその通りだと納得します。私は、長所を説明する力、長所を伝える力がまだまだ未熟だったと反省しました。重松先生、ありがとうございました。また、ワルツの末本さん、実践報告をありがとうございました。「自分のいいところ=当たり前に自分がいつもできていること」という伝え方がとても素敵で、私も担任する子どもたちにそういう視点でいいところを伝えていきたいなと思いました。
・重松先生の講義はとても多くのヒントを頂いたように思います。誰にとっても大きなテーマである自己理解のとっかかりをどう考えていくのか?自閉症があるということはどういうことなのか?ポジティブに生きていくための術を支援者としてどう考えていくのか?など 本当に多くの視点を頂きました。末本さんの実践はとても丁寧に取り組まれている実践だと思いました。その中でも スタッフがどう考えどう 試行錯誤していくか という現場での最も大きな悩みの一つに チャレンジされているところが 今後の参考になりました。重松先生 末元さん 運営役員の皆さま、記帳な機会をありがとうございました。
・長所から伝え、また短所があっても、対策ができること「こうすればいいから大丈夫」と思えるように進めていくことに、自己理解に向けて「対策ができる」という安心感が大切だと感じました。実践報告についても、とても丁寧にされている実践をお聞き出来て良かったと思いました。本人の自己理解を進めるに当たって家族側が当事者をどこまで理解できているかということにも改めて重要なポイントであるなと感じました。質疑応答でもありましたが本人は困っていないが、周囲が困っていることについての理解の進め方については、どう伝えたら良いのか分からないというケースが何件かあるので、個人や単独事業所だけで悩むのではなく、協力が得られる関係者の方々と協力してどんな手立てがあるかチームで悩み協援してけたら良いのかと感じました。
・重松先生の講義と、ワルツさんの実践報告とても学びの多い時間でした。私自身は、幼児期の支援をしています。重松先生の講義を聴きながら、私たちが行っている日々の支援が自己理解に繋がっているんだなと嬉しくなりました。反対に反省もあり、自分自身が園の見学に行った際に、先生方からネガティブの発言が多く出てくると、自分もネガティブに伝えていたかもしれないと思いました。短所として言われても、それを長所として伝えられるよう、自己研鑽が必要ですね。ワルツさんの取り組み、具体的に教えていただき、すぐにでも実践してみたいと思える取り組みばかりで、本当にありがたいです。幼児期の支援は保護者支援でもあると日々感じます。まずは、保護者がお子さんを可愛い!この子面白い!!と思ってもらえるようにしていきたいと思います。
・思春期のASDの母です。まさに自分のことをネガティブにとらえがちで、口癖が「どうせ」です。お世話になっている放課後等デイサービスの先生に状況を相談しながらすすめてきてやっと最近、進路の相談を放デイの先生に自分からするようになりました。最後に重松先生がおっしゃっていた「保護者の子どもへの肯定的な受け止め方」が私には足りなかったのではないかと猛省をしました。貴重な機会をありがとうございました。
・支援をしていく中で、わかってはいるはずなのに、ついつい補おうとする取り組みにウェイトをおいてしまっていることに改めて気が付くことが出来た。自己理解。自己の理解という文字づらではあるが、自分自身も周りの環境、置かれている状況や時期によっては、いつもポジティブでいられるわけではない。しかし、短所ではなく長所を理解し、自分自身を肯定的に捉えられる取り組みを行うことが大切であるという本日の実践報告を聞きながら、このような支援を受けて取り組みを継続することが出来る子は、たくましく育つのだろうな。と明るい気持ちになれた。また、具体的な取り組みや取り組みについての内省も聞くことが出来、私たちも頑張りたいと思った。とても有意義な時間を有難うございました。
・自己理解は、一度教えたらそれで終わりではなく、ずっと続いていくテーマであるということを、重松先生の講義と末本さんの実践発表から、あらためてとても納得がいきました。自分のことを理解してくれる人がいると本人が思えることがどれほど心強いものになるのか、三人の賢者の話を以前、諏訪先生や小田桐先生のお話からも聞いたことを思い出しました。私も放課後等デイサービスで小学生と関わってきましたが、関わってきた子どもたちも今も関わることができているかというのそうではありません。そこにもどかしさを感じることもあるのですが、どうすることもできないからしょうがない、、、と思おうとしてますが、本当にそうなのかな?何かできないのかな?と考えてはきましたが答えはみつかりません。今の福祉の制度の中で考えるのはとても難しいことなのかなとも思ってます。そう考えると、、、子どもたちが学ぶ場である学校現場が、ASDの子どもたちが安心して過ごせて、そこに理解してくれている人がいて、その理解が、小学校、中学校、高校、、、とつながっていく仕組みができるといいのに、、、と思います。とはいえ、それがすぐにできるものではないので、今の自分のできることとして、これからも関わるASの子どもたちの理解者であり続けることができるようにしていきたいと思います。ワルツに通ってきてるお子さんが、そうだ!ワルツの先生に話してみよう!と思えるようになってきたのは、ワルツの先生方の支援の積み重ねがあったからこそだと思います!試行錯誤の中での実践を聞かせていただきとても前向きな気持ちになれました。わたしもがんばっていこうと思います。本日はありがとうございました。
・自己理解については日々の支援で難しさを感じているところで、とても興味深く拝聴いたしました。講義も実践報告も大変学びの多いお話でした。ありがとうございました。放デイで関わるお子さんたちの中でも診断告知を受けて荒れてしまうお子さんもいます。自分という存在に、出来ない子としての名前を付けられたように感じているのかな、と思いもどかしい思いをしていました。医療での丁寧なガイダンスがなされているのか、保護者の子どもに対する受け止めは肯定的なのか、本人にこうやったら上手くいったという経験やポジティブな経験と結びつけた自己理解を進めて行けているか等、本人が自分の正体を知るためには綿密な作戦と丁寧な関わりが欠かせないのだと改めて感じました。そしてその為にも小さい頃から相談関係(自分のことを話す場)に慣れておくこと、自分のことを話してスッキリする経験も大切なのだと実感しました。
一点、チャットに質問をしようとしたら消えてしまい断念してしまいましたが、医療機関と診断告知において協働されたことがあるかお聞きしたかったです。(ワルツさんへです)
日々の支援は試行錯誤の連続ですが、改めて今日学んだことを元に考え直していきたいと思います。ありがとうございました。
・研修前は、自閉症の方の自己理解って難しいものだろうなと感じておりました。ですが、講義とワルツさんの実践のお話を聞いて、本人と話をしていくこと、振り返ること、そしてその中で本人が成功してできたこと経験を、本人に感じさせて、自分にはこうゆうことができる。ということを日々の生活支援の中でしていくことが大切であることを学びました。また、気づきになったところは、ワルツさんが日々、事業をしていく中で、対象者、保護者の方の話をきいて、支援の方向の見直し、今の支援に疑問をもつこと、このままでいいのか。ということをお話しされていたと思います。していることを、振り返って再度、どうなっていったらいいか、考えること、そこから、試行錯誤しながら、実践していくというお話をされた時に、私達のところも、そうゆう視点と振り替えって、今のままで良いか、より良い支援をしていくためには、対象者、ご家族の気持ちをしっかりきくこと、拾うこと、本当にそれが大切なことであると、実践報告を聞かせてもらって感じました。本当にありがとうございました。
参加者の皆さんたくさんのご感想ありがとうございました!
次回の講義&実践報告
【日 時】11月9日(土)18:30~20:30
【講 義】「他者への注目を育てる支援」
【講 師】小田桐 早苗氏(川崎医療福祉大学 医療福祉学科)
【実践報告者】三上 尚子氏(児童発達支援事業所 ぐんぐんぴっぴ)
皆さんのご参加おまちしています!
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