6月29日(土)に、「PEP-3講義編」の講座が開催されました!
初めてPEP‐3の講座を聞かれる方もおられ、子どもの行動観察についての視点を学べたこと、リピーターの方は、子どもの行動や特徴を意識させられるなど、改めて確認ができる講座となったようです!
今回の講座で、子どもの行動や支援のあり方のヒントが見つかったのではないかと思います。
❖参加者の方のご感想を一部紹介します!
・PEP-3検査について、何度も研修で話を聞いていますが、聞くたびに新しい気づきがあります。ワークの場面での段階的な指示の出し方など、お子さんの特徴を意識することをこれからも気を付けていきたいです。パーセンタイル順位や正常の言葉の意味の解説を受けて、やっと納得できました。PEP-3から本当に多くの情報を得ることができる検査だと奥深さを感じます。検査前に準備することや結果を次に活かす流れを作れるようにこれからも学んでいきたいです。
・教員だと、PEPを取ることも、結果のレポートを学校で見ることも少ないですが、今日のお話は、子供の行動を見るときの視点、ヒントがたくさんあったし、それらを普段教育でも自然と活用しているなと感じて改めて勉強になりました(正中線を越えられるか見るように課題を置くとか、プレイからワークへの切り替えの考え方など、普段自分が考えて実践していることと同じでした。)『検査は何のためにするのかを考える』。このお言葉が全てだと思いました。子供を正しく捉え、強みや興味関心、芽生えを見付けていくことの大切さを改めて感じました。ありがとうございました。
・実際の子どもの姿が思い浮かべながらお話を聞かせていただきました。いろいろな場面での子どもの様子を見ることで得られる情報もありますが、検査の中での凝縮した時間のなかで得られるものも多くあると思います。その中で、ポイントを押さえながら関わること、観察していくことの難しさも感じました。これをきっかけに学んでいきたいと思います。
・先生の体験談なども交えて話をされており、実際の検査場面が想像できるような興味深い講義でした。PEP-3は標準化された数値での検査結果がわかるだけでなく、やりとりを通してこまやかなアセスメントができる点が魅力だと感じました。
・PEP-3を見学したことはありますが、検査について十分な理解はできていませんでした。今回、具体的なお話もありイメージしやすく分かりやすい講義でした。検査となるとすべての項目を一通り時間内に実施するというイメージが強かったのですが、PEP-3は柔軟な検査でレポートを読む相手が何を知りたいかを明確にしておくという部分が印象的でした。
・PEP-3の検査内容について、いくつか取り上げてご説明いただきましたが、合格・不合格だけに焦点をあてるのではなく、どのような反応を示したのか、どのような手がかりがあると取り組めたのかなど、検査を通して見えたお子さんの姿を拾うことが大切であることが分かりましたお子さんに応じて柔軟に実施できる検査であるからこそ、検査者の読み取る力、芽生えに気づく力が問われると思いました。来週のワークショップも楽しみです。ありがとうございました。
・PEP検査で対象者をどの視点でみたらいいのか、検査の様子、行動観察、反応、取り組む姿など事細かく見ていくことがとても大切であると感じました。対象者理解を深めていきたいのと、学習のスタイルを見出せるようにしていきたいと感じたのと、それを家族にも伝えられる支援に繋げていきたいと思いました。ありがとうございました。
・PEPをとる際に粘らずにもっと頻繁にプレイエリアを行き来した方が子どもの負担にもなりにくいと改めて感じました。課題と遊びの良いルーティンを作る、ということをやってみたいと思いました。療育前にPEPを取るのでレポートは特になくていいかなと思ったりもしましたが、検査の結果のデータでは結局強みや弱みをローデータを見た人が探さなければならなくなるので、結構大変な作業ではありますが、やはり結果のレポートにまとめた方がスムーズにアセスメントを基にした療育が始められると思いました。
・PEP-3の検査についての諏訪先生の講義、楽しく学ばせていただきました。実際の検査の様子が目に浮かぶようで、声を出して笑って聞いていました。私自身は、幼児期の支援をしているので、ちょうどPEP-3の対象のお子さんの年代です。PEP-3を実施し、支援につなげるのが難しいなと感じています。経験を重ねると、きっと支援の引き出しも増えていくんだろうとは思いますが、支援者側のアイデアも必要ですね。検査の中で「ポジティブに聞く」と諏訪先生が言われていましたが、支援の中でも大切な部分だと本当に感じています。貴重なお話をありがとうございました。
❖次回は、7月6日(土)、7日(日) PEP-3実技編
【講師】
諏訪 利明氏(川崎医療福祉大学 医療福祉学科)
重松 孝治氏(川崎医療福祉大学 子ども医療福祉学科)
小田桐 早苗氏(川崎医療福祉大学 医療福祉学科)
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