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TEACCHプログラム研究会 岡山支部   アセスメントについて 【ワークショップ】のセミナーに関しての報告&参加者の感想です。とても学びの多いセミナーとなりました!

2021年9月4日(土)、TEACCHプログラム研究会岡山支部主催で、川崎医療福祉大学諏訪利明先生による「アセスメント」の講義と実践型ワークショップが開催されました。


前半の講義は、笑いあり驚きあり発見ありの、あっという間の二時間でした。

「アセスメントは、相手を理解するための入り口」

「『ASDの人は視覚に優位』だとしても『じゃあ全員絵カードで良い』という訳ではない。子ども一人一人の違いをしっかりアセスメントした上でないと、支援がズレてしまう」

「フォーマルアセスメントとインフォーマルアセスメントは両輪でどっちも大事」

などなど、諏訪先生の一言一言が「そうだ!」「なるほど!」の連続でした。

質問にも丁寧に答えていただき、参加者一人一人の質問が他の方にも参考になることばかりでした。何でも的確にご助言いただける諏訪先生、すごいです。


そして後半のワークショップ!こちらもあっという間の三時間でした。

実は岡山支部でワークショップをするのは初めて&オンラインでのワークショップも初めて&Jam boardを使うことも初めて&運営委員のメンバーもほぼファシリテーターは初めて!!という初めて尽くしで試行錯誤でした。いかがだったでしょうか?

動画を皆で見た後に、ワークシートを活用しながら「この人の特性や学習スタイルは何だろう」「この人に教えるとしたらどんな指導目標が合っていて、どんな風に教えていくと良いだろうか」と具体的に現場で活かせるようなワークショップになっていました。

6グループに分かれて小グループでの話しあい・全体での発表、どちらもとても充実した内容だったのではないでしょうか!自画自賛がすぎますかね?(笑)


参加された皆さまありがとうございました!!


10月からは、当支部代表の重松孝治先生による「連続講座」も行います。こちらもぜひ皆さまご参加ください。(10月30日、11月27日、12月18日 いずれも土曜18:30~20:30、Zoomにて開催予定)



参加者からのアンケートの一部を紹介します。

【前半:講義】

★改めてアセスメントの考え方を考えさせてもらいました。仲間や保護者と協働大切ですね。

★日常の子どもたちの関わりの中で、特に集団のなかで、急いで教えようとすることが多いのではないか、と改めて感じました。アセスメントの視点を大切にしながら、考えていきたいと思いました。ありがとうございました。

★アセスメントの基本や現場でどの様にして支援を行うのかを理解することができました。アセスメントを行なってはじめて支援が始まること改めて勉強になりました。今後も基本をしっかりと理解して支援を行なっていきたいと思います。


★具体的な場面からどんなことが分かるかを考える課題がおもしろかったです。インフォーマルアセスメントのやり方のヒントがいただけました。また、なぜこんな行動をするのかの視点で考えるようにしていきたいと思いました。ありがとうございました。

★アセスメントが課題と感じていても、何をどうしたらいいか具体的な行動指針にまで落とし込めずにいました。今回のお話を聞いて、アセスメントは指導でないなど、失敗例からアセスメントから目標への流れを聞き、改善方法が分かりました!他にもインフォーマルアセスメントの指示の階層が自立を意識すると順番が変わること、実物を見て理解できることは理解度が高いことは意外なことでした。保護者に「これ見て分かるってすごいね」と心から伝えられそうです。ありがとうございました。


【後半:ワークショップ】

★少人数で話し合いができ、とても楽しい時間でした。学習スタイルや支援について、体験的に学ぶことができ、あっという間の時間でした。企画してくださり、ありがとうございました。

★午前の講義後、すぐにワークショップで実践ができたので、講義の内容と結びつきやすく、行動観察しやすかったです。他のチームの発表では、興味のある物で芽生えが高いところから、教育目標を立てられている発表を聞き、とても学びの多い1日でした。ありがとうございました。

★とてもわかりやすいワークショップでした。Jam boardも初体験でしたが、とても使えそうです。諏訪先生の一つ一つのお話もとてもわかりやすかったですし、ファシリテーターの皆様も手際がすごく良くて、きっと入念に準備されてきたんだろうなと感じました。

★一番思ったことは、いろいろな人の意見を聞くことはとても学びになるなと思いました。自分だけだと出て来ないような意見や発見があるため、とても良い機会となりました。また、すぐにフィードバックもしてもらえるため、理解にもつながりやすかったです。

★個人的には、アセスメント(行動特性と学習スタイルの把握)→指導計画立案には、まだまだ繰り返しの練習が必要だなと感じました。自分のグループ以外の方の意見を沢山聞くことができたこともワークショップならでは!だったと思います。何よりこのワークショップの時間が楽しかったです!あっという間でした。



(文責:松田紗代)

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