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TEACCHプログラム研究会 岡山支部 実践大会

11月26日(土)に、岡山支部にて実践大会が開催されました。

テーマは構造化の実践でした。

幼児期より、児童発達支援事業所くれーる

学齢期より、放課後等デイサービス事業所ワルツ

成人期より、障がい福祉サービスティール

各分野より3事業所の方々に発表して頂きました!


各事業所のとても素晴らしい発表でしたね。

幼児期では、初めから解ることばかりではなくアセスメントから子どものことを知り、そこから支援が始まる。

幼児期の関りの大切さ、家で取り組めることを共有することの大切さ、本児、親御さんに負担をかけないなど、支援する上での大切さを発表して下さりました。

学齢期では、集団活動では子どもの要素が見えにくい所もあり、自立を促すために個別的な対応をすることで、見えにくかった課題が見えることで、子どもの学びやすさにつながること。

成人期では、学校との連携をとることで本人のできることから自立に促すことができる。

新しい場所でも、その方が力を発揮するための支援が大切!成人期に移行しても人生は続きます。将来の生活をイメージしながら支援することが大切ですね。


今回、実践大会に参加された方のご意見、ご感想です。

・ライフステージごとの事例を拝見することができて、すごく学ばせて頂きました。事業所 

 の中で、利用者の方にどのように評価し、支援を組み立てるのか、また姿から再構造化を 

 どう行ったのか具体的でとてもわかりやすかったです。私が関わっているライフステージ

 の中で次につながることを意識しながら、また明日から支援を行っていきたいと思いま

 す。ありがとうございました。

・アセスメントしその子の様子から構造化し活動実施後に再構造化。どこの事業所もその子

 に合わせた療育をされていて、最初から完璧な物はないし、子どもの成長に合わせて変わ

 っていくものだし、成長を感じることで自分の仕事への励みになるんだな。と改めて感じ

 る報告会でした。

・今回の事例発表は、再構造化の視点に立っての内容だったように思います。毎日の生活の

 中で、事例検討の中で一人一人の特性を正しくアセスメントをしながら、支援に取り組

 み、さらに再構造化しながら、継続的に関わっていくことの大切さを教えて頂きました。

 ありがとうございました。

・どの実践発表も具体的でとてもわかりやすく、勉強になりました。幼児期の発表では、ス

 タッフの方のあたたかい思いがとても伝わってきて、保護者のかたと一緒に、同じ思いに

 立って支援していくことの大切さをあらためて感じました。以前、自分自身が幼児の方と

 関わっていたとき、こうすれば伝わった!を、保護者のかたと共有しててよろこんだこと

 を思い出しました。うれしいことも、しんどいことも、、、この子のことを一緒に考えて

 くれる、この子のことをこんなにも大事に思ってくれてる人がここにもいるんだと保護者

 のかたが思えることが、幼児期の療育ではとても大切なことなのかなと思いました。

 学齢期の発表では、コミュニケーションの面の支援に重きを置きがちだったところを、自

 立的な活動のスキルを伸ばしていくことに視点を変えて取り組んで行ったからこそ、ご本

 人さんがいきいきと動かれるようになったという実践で、一人でできた!をこの時期だか

 らこそ積み重ねていくことこ大切さを感じました。

 成人期の支援は学校と連携をされてとても丁寧に支援をされていてすばらしいと思いまし

 た。理解コミュニケーション支援をたくさん取り入れ、本人さんにわかる形で構造化を整

 えていくことでこれだけ自立的に動ける姿がある。本人さんにわかるように伝えることが

 どれほど大事かということをあらためて感じ、このような丁寧な支援がどんなところでも

 受けられるようになるといいなと思いました。そして、理解コミュニケーションだけでは

 なく、表出のコミュニケーションに難しさがありそこへの支援は難しいものではあるけ

 ど、事業所としても今後取り組んでいきたいとおっしゃっていたこともとても印象的で、

 この表出のコミュニケーションについてのアプローチがはじまることは、さらに本人さん

 の生活の質をあげるものになると思うので、ご家庭との連携や学校との連携も行いなが

 ら、この支援が進んでいくととてもすてきだなと思いました。

 わたし自身も、自分の実践の場で、様々な視点を持ちながら支援をしっかり組み立てて実

 践をしていきたいと思いました。本日は貴重な機会をありがとうございました。

・成人期の姿を見る機会が少なく、各々のライフステージでの姿、事業所で取り組み内容を

 拝見し学ぶ機会となりました。幼児期での、物理的構造化にとらわれず、お子様の興味関

 心のある事で机上への取り組みに持っていかれた支援や終わりの理解を養っていく内容は

 勉強になりました。また今取り組んでいる支援が、今後様々な場所で活かされるという事

 を改めて感じる事が出来た。またアセスメントの重要性を改めて感じる事が出来た。

・どの発表も丁寧なアセスメントを中心にされた上での報告で素晴らしい内容でした。そし

 て最後の小田桐先生のコメントにとても励まされました。幼児期、学齢期支援がつながっ

 ている。その後に長い成人期があるところに各ステージで培ったものが更につながってい

 る。今、自分たちが行っていることがご利用者の人生に大きくかかわっていることを改め

 て感じました。今の支援が適切につなげられていけばその人の人生を豊かにしたり、広が

 りを持たせることができるのだと感じました。幼児期の就学前1年~2年程度では子ども

 の支援は行えても保護者が家庭で実施できるまでの支援まで行いきれず、その後の学齢期

 の支援に壁を感じることが多々あります。(引き継げる放課後デイサービスが少なかった

 り、通常学級では配慮がしてもらいにくい状況があったりします)そのような壁を感じて

 いたところに各ライフステージだけの報告ではなく幼児期、学齢期、成人期の3期の報告

 が見れたのがとても良かったと思います。


今年度もTEACCHプログルラム研究会 岡山支部にご参加して頂きありがとうございました!皆さまのご協力により、今年度も無事に全ての講座、実践大会が終えたことに感謝です。皆さまからのご意見などを参考にさせて頂き、次年度も頑張っていきたいと思います。

これからも皆さまと一緒に学び続けていきたいと思います!


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