5月25日(土)、基礎講座「自閉症の学習スタイル」の講義がありました。
今回は参加者もとっても多く、沢山のご感想を頂きありがとうございました!
重松先生がとてもわかりやすく話して下さり、自閉症に対しての理解が深まりましたね。
何のために視覚支援をしているのか?
視覚支援しているから大丈夫?
今回の講義を聴いて、実践で活かせること、自閉症の方への対応でモヤモヤした気持ちもがスッキリできたのではないでしょうか!
❖参加者のご感想を一部ご紹介します!
・学習スタイルについては、繰り返しお話を聞く機会はありますが、普段、自分が自閉症の人と関わるときにどのくらい言葉や行動を気を付けられているだろう、と振り返る機会になります。日常的にかなり意識していないと難しいと感じるため、定期的に継続的に学んでいきたいと思っています。ありがとうございました。
・とてもわかり易くお話してくださったので、基本に返って勉強することができました。TEACCHの勉強は面白いなあと改めて思いました(*^^*) 見逃し配信も視聴させていただき、勉強します!カンファレンスも参加したいなあと考えています。楽しみです!重松先生、鼻声と途中咳もされていて、あまり体調の良くないなか、長時間のご講演ありがとうございました。お体ご自愛ください。ありがとうございましたm(_ _)m
・学習スタイルの話は何度も聞いても、また気づきがありました!本人の興味関心を使っていくことをうまく説明できなかったのですが、先生の説明を聞いて「これだ!」と思いました!今後、説明の際に使わせていただきます!ありがとうございます!ASD当事者の立場からの説明してくださっているので、当たり前になっていることにまた気づかされました!学び多き時間でした。
・理解できたにチェックを入れましたが、いざ実践の場では、悩みながら、試行錯誤しながらの日々です。今日のお話を聞いて、日々のモヤモヤや疑問が言語化されて、なるほどーそういうことか!と感じられることが多かったです。アセスメントや適切な評価に基づいて、すすめていくために、必要な視点を学べましたし、スタッフで共有を深めなければいけないと思いました。支援者は試行錯誤ですが、当事者はあっというまに年齢を重ね成人を迎えてしまうという、焦りも感じでいます。支援の効果や、当事者の方の成長過程が知れる機会があれば学びにつなげたいと思います。本日は貴重な研修をありがとうございました。
・毎回、丁寧に詳しく説明いただきありがとうございます。繰り返し学んでいる事でも、ああ、出来ていないなぁ、と思う事が毎回あります。今回順序だてる事の大切さで、①②と順番にお知らせする事の大切さ、機能が高い人ほど、指示が長くなるが、聞けば聞くほど何からすれば良いのか、また支援側の指示で、先にしてほしい事を後半に持ってきて混乱させている事も理解できた。また暗黙的学習が苦手なASDの子への明示的な支援方法、そして、良い行動を伝える前に悪い行動を指摘していることに反省した。月曜からの支援に活かしていきます。
・私自身は、幼児期支援をしています。子どもたちの興味関心を使うと分かっていても、何に興味があるのか本人も保護者も気づけていない場合もあり、そのようなお子さんの興味関心を見つけることに難しさを感じることもあります。インクルーシブ教育として、視覚支援など教育の場面では浸透していっているのですね。幼児期の園の先生方は、何をどうしていくことがインクルーシブなのか…というお話をよく聞きます。地域の園の先生方へ少しでも私たちが行っている支援で子どもたちが過ごしやすく、先生方にも分かりやすく伝えていけたらと思いました。楽しい時間をありがとうございました。
・何故?どうして?を自閉症の学習スタイルの特性から考え、手立てを講じていく必要性についてより深く理解できた。明示的に・視覚的に・構造化を・・・その子の特性に合わせた理解できる配慮とはどういったものかを知るために、しっかりとアセスメントし、トライ&(エラー)を行いながら、成長に合わせた(見据えた)手立てを講じ、アップデートしていくことのできる支援者でありたいと思った。6月、7月の講義も是非参加させていただきたいです。有意義な講義を有難うございました。
・自閉症当事者です。聞いていてとても面白かったです。同一性の保持のところで、自分の気持ちをどう表現すればいいかモヤモヤしていましたが、先生の「変化することで何がどう変わるか、わからないことが不安」という言葉がストンと落ちました。また、聴覚情報処理のところで、反応をせかされることがあり相手にどう言えばいいかわからないことがあるのですが先生の「聞かれたことの意図を考えることに時間がかかる」という言葉に『それが言いたかった!!!』となりました。当事者の気持ち上手く言葉にしてくださっていて聞いてきて面白いと感じることが多かったです。ありがとうございました。
・本日は、ありがとうございました。自閉症の学習スタイル基本をご講演いただき、とても分かりやすく学ぶことができました。興味のないことに興味が持てるようにするということが、自閉症の子どもたちにとってしんどいもの、意味のないものだということを知り反省しました。子どもたちのためにと思っていても、実はそれが自閉症の子どもにとっては負荷がかかっているのだということが、本日のお話の中で何か所もあり、理解ができていないまま支援をしようとしていたことがとても恥ずかしいです。長年勤務した保育園から4月に支援事業所に転職しましたが、「保育園での経験を活かして働ける」と安易に考えていたように思います。話し方、伝え方の声やトーンの抑揚よりも言葉の伝え方の方が大切であることを改めて学びました。距離感の伝え方についても、保育士としてしてきたことではなく、距離を保って人と接するための伝え方の工夫をする必要があることにも納得できました。近づいてくる子どもたちに安易に接触しないで、距離感を伝えることも大事なのだとわかりました。今日の学びを実践できるように意識しながら、今後の支援を丁寧に行っていきます。
・自閉症の学習スタイルについて、事例なども基にお話しいただき、とても分かりやすかったです。長崎県内の特別支援学校に勤めていますが、研修システムの中に本質の情報に触れる・学べる機会が県としても各学校としても機会の保障がほぼありません。特支コーディネーターとして地域の学校の相談業務を担当していたこともあり、一般の学校も同じような状況であることも感じています。なので、現場の職員も、管理職も、連携する福祉の方も「特性」や「学習スタイル」をご存じない、偏った解釈、それを踏まえた自立観ではないことが多々あります(常です)。さらに、業務の多忙化と教科学習至上主義、人手不足も相まって、学ぶ余裕のある職員がいない、またそこを慮って研修を削減する管理職が常になっている状況です。このような学びの情報を少しでも、学校現場に発信していただきたいと思いますし、理解啓発のできるような係になれば、共有したいと強く思いました。
沢山のご感想ありがとうございました。
ご感想もっと紹介したいのですが、ボリュームが凄すぎて一部のみとさせて頂きましたm(__)m
運営委員として、これだけ沢山の仲間が増えてとても嬉しいです!
❖次回は、6月29日(土)18:30~20:30
ワークショップ:講義編「PEP3について」
講師:諏訪利明氏(川崎医療福祉大学)
次回も皆さまのご参加お待ちしております。
皆で学び続けていきましょう!
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